もっと児童書寄りの本かと思っていたら、そうではなかった。
結構複雑で深いお話。解説を読むと、人形という形を借りて多重人格を描いているというが、悪い意味ではない。人間誰しもいろんな顔を持っていると思うから、人間の多面性と言ってもいいかもしれない。
全体的に暗いトーンだけど、最後の最後で、さーっと明るい光がさしてきた気がする。
なかなかおもしろかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国の小説
- 感想投稿日 : 2010年6月29日
- 読了日 : 2010年6月29日
- 本棚登録日 : 2010年6月29日
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