レオ・アッティール伝 (1) 首なし公の肖像 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年6月10日発売)
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感想 : 10件
人質として隣国に差し出された第二公子を主人公とした、小国の栄枯盛衰ファンタジー。今巻はまだ物語が始まったばかりだが、個性のある魅力的な登場人物の顔見せがあり、今後を楽しみにさせる。主人公レオは本書の半分ほどの登場だが、十分に魅力が伝わってき、応援したくなる。悪役のヘイデンもレオの逗留先の将軍クロードも味があり、歴史上の一人物として見ると面白い。エピソードで人を語るのがうまく、特にレオの境遇が彼を彼しめているのだと大いに納得させられる。さすがベテラン作家の安定作。安心して読み進められる。面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2015年12月5日
- 読了日 : 2015年12月5日
- 本棚登録日 : 2015年12月5日
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