まさかのミュージックPV調出だし、しかも設定はご近所Brooklyn。当時の「アメリカ・下町」のイメージはこうだったのか?と思わせるような衣装設定も面白い。 SKDも21作以来の再登場、前回の助走があるからついどこかに紅奈々子が混じっていないかつい気になってしまう(笑)
映画としてのできはいいのであるがそのbehind the storyのインパクトが強すぎる。マドンナ田中裕子は寅さんにはちょい若く、寅さんも最初からはあまり惹かれていない。(五郎さんが惚れた児島美ゆきにも同様)というわけでその相手役として沢田研二演じる関西アクセントの若者が登場するわけだが、この二人がここでの共演をきっかけに危ういロマンスへと発展してゆくというのがその「つよいインパクト」の元。7年後、二人は式を挙げている。「男はつらいよ」の影響力、恐るべし。
今回も殿山泰司、桜井センリ等脇役陣は堅調。
読書状況:読み終わった
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邦画:鑑賞その他
- 感想投稿日 : 2019年7月2日
- 読了日 : 2015年1月18日
- 本棚登録日 : 2019年7月2日
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