アメリカ大陸至上最大の戦争である、南北戦争に参加した少年のお話。
100頁ほどの、軽い読み物。
字もでかいから、さらっと読める。
そんで、表現がめっちゃ生々しいというか、リアルというか・・・・
戦争のシーンを描く時、人が撃たれたり刺されたりする場面って、その行為そのものよりも、人が死ぬという事実に焦点が当てられることが多い。
けど、これは実際に戦争に参加した主人公の男の子の目線で書かれるから、人間の体を弾丸が通過する時の音とか死体の臭いとかの描写が多く、戦争の現場がいかに辛いものであるかということが思い知らされる。
お涙頂戴のシーンとか全くないのに、これが戦争の現実かと思うと、現実を変えられない人間の弱さが悔しくて、涙出るわ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年12月3日
- 読了日 : 2011年12月3日
- 本棚登録日 : 2011年11月28日
みんなの感想をみる