G紙が選ぶ必読小説1000冊、1冊目。
ミヒャエルは昔愛した女性ハンナと法廷で再会し愕然とする。彼女はナチス時代ある罪を犯していたのだ。
彼女を愛したいのか、憎みたいのか、罰したいのか、守りたいのか心が激しく揺れる。許す事はできないけど彼女をなんとか理解しようとするミヒャエル。
判決が出た後彼は「朗読者」として彼女を見守り続ける。彼らの場合恋人であるより愛と絆を感じる。映画で見た朗読を聴くハンナの嬉しそうな顔が目に浮かぶ。
ナチスドイツにはいつも考えさせられる。「あなただったら何をしましたか?」裁判長をも狼狽えさせたハンナのこの言葉が頭から離れない。
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- 感想投稿日 : 2015年7月11日
- 読了日 : 2015年7月1日
- 本棚登録日 : 2015年7月1日
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