大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

  • ダイヤモンド社 (2016年12月9日発売)
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成果を最大化する働き方とは、費やした時間*集中度で求められる。
そしてその集中度を上げるために必要な事が本書で書かれたディープワークであると言っている。

ディープワークとは、中断せずに思考を集中させて課題を深く考えることだと理解した。
そしてそのようなディープワークが価値を生み出す源になっている。

その反対に、あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。
こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる様な仕事を社ロー枠と定義している。
メールのやり取りや、Facebook、twitterなどの業務を邪魔が入る事で仕事がたびたび中断してしまうのが常態化しており、ディープワークをどんどんシャローワークに変えている。

わけっている事が多く書かれていたが、実践するのは難しい。強い意志と目的を持って仕事に取り組むという心構えが必要だと思った。

ディープワークの3つの利点
神経学的利点:楽しいことに意識を向けなければ、苦しみの中にも喜びを感じる事が出来る
心理学的利点:ディープワークはフロー状態を生み出す
哲学的利点:仕事の意義を生み出す

何事にも邪魔されずに仕事をする18の戦略
・週のうち3日、スケジュールに「未定」と言う「予定」を入れる。
・「集中スタート」の儀式としてコーヒーを飲む
・ドアを閉められ、こもれる小部屋で仕事をする
・一人で仕事をしない
・集中時間のスコアを付ける
・自然に触れて脳に休息を与える
・あえて退屈な時間を過ごす
・厳しい起源を自分に課して公言する
・生産的に瞑想する
・トランプのカードを覚える
・ネットワークツールは20対80の法則で
・SNSは30日間止めてみる
・楽しみのためにネットを使ってはいけない
・罫線ノートで1日をブロックに分けて予定たてる
・すべての活動の深度を評価する
・ムダな者ローワークに「No!」と言う
・5:30までに仕事を終える
・「いかがでしょうか?」のメールに返信しない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2017年4月7日
読了日 : 2017年4月7日
本棚登録日 : 2017年4月7日

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