豊臣秀吉(8) (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社 (1987年4月1日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 11
4

全8巻を読破。
大日坊が出てきたあたりから、天下を治めるものの資質を問うような記述が増えてしまい、説教くさくなるのは残念。

8巻についての感想だが、秀吉が淀・秀頼のことを冷静に観察しているところや、醍醐の花見を葬式に見立てているところなどは、面白い解釈だと思う。また、ただの狒々爺ではなく、「天下」を忘れずにいるように描いているところも、秀吉像として納得しやすい。

山岡荘八の著作は、「織田信長」「豊臣秀吉」と読んでおり、次は「徳川家康」が順当なのだが、全26巻かぁ。覚悟が必要な巻数だな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2012年2月25日
読了日 : 2012年2月25日
本棚登録日 : 2012年2月25日

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