けんのさんの感想・レビュー

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫 16-21)

著者 : 新井輝

• 富士見書房 (2009年3月19日発売)

これにてシリーズ完結。

前巻末に倒れた冴子は実は一年前に死んでてもおかしくない病気だったのだが、その奇跡が唐突に終了しその最後を看取った健一。
冴子を失ったショックで寝込む健一を最後に救い出すのはやはり千夜子で。

エピローグで13階の人々と再会するお膳立てをしたのも千夜子だったりと、流されまくりなダメ主人公を支えるには大きな包容力があるヒロインじゃないとだめだよねぇ・・と改めて思ってみたり。

後日談で冴子の墓参りの場でばったり出会う健一と蛍子。そこで二人目の子供が欲しいからお察しくださいな話になるのはやはりROOM NO.1301 だな。ということで。

感想投稿日 : 2010年6月20日

読了日 : 2009年6月14日

本棚登録日 : 2009年6月14日