原題は「SEXY LITTLE NUMBERS」、既に手元にある魅力的なデータを意味するらしい。ビジネスを進める上での判断においては、既に手元にあるデータからでも十分に良い判断材料というものが埋れているということで、既にトップカンパニーはこれをアナリティクスと言って、十分に活用しているらしい。これら、手元のデータをまとめ上げ、進むべき道を示す人をデータサイエンティストと言うようだ。今はIT化により、わりとこの種の分析作業も大変ではないようだ。アメリカでは最もセクシーな仕事も言われているとか。確かに面白い話だと思う。昨今、製薬会社等でも、DM部がデータサイエンス部と部署名が変わっていたりしたのも妙に納得。最近は色々なものをメトリクス評価しているみたいだし、定量化して、分析することで、先に進むべき道が見えるのかしれない。
周りがどうだとか色々言う人もいるが、まずは自分の足元からしっかりと固めないと進むべき道も見えてこない。まだ、今の自分では全てをうまく使いこなすことができないが、この目線は忘れないようにしないと。
また、得られた発見を基に変えていくフレームワークにOODAというものがあるらしい。
O:観察(observe)
O:情勢判断(orient)
D:意思決定(decide)
A:行動(act)
このループを回していくことは、
競争上の優位性を得るためには非常に有効であるとのこと。
さて、本書によるとこれからの時代は、データを解析するシステムを監視する「技術者」と得られた発見をアクションへと変える、つまり、魔法を起こす「魔法使い」の二者に分かれるらしい。自分はどちらになれるだろうか??
- 感想投稿日 : 2013年6月13日
- 読了日 : 2013年6月13日
- 本棚登録日 : 2013年6月13日
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