インパクトのある表紙。
以前から気になっていた「闇金ウシジマくん」と「ホリエモン」。
「人生はカネじゃない!」と改めて考えさせられる一冊。
人は信じていることを、信じたい生き物なのだ。
「信じている」ものが「間違っている」と、他人がいくら論理的に説明しても、「信じている」モードを解除できるのは、本人しかいない。
日常の買い物手段はクレジットカードのみで、ほとんど現金を使わない人もいるだろう。カードがなくても、カネのやりとりをオンラインで済ませることもできる。紙幣、貨幣そのものには何の価値もないことの証明だ。
すなわちカネとは、信用だ。
「カネがなくて困っている」というのは、「信用がなくて困っている」という意味と同じだ。
上司や先生や親など、他人に自分の行動の決定権を委ねては絶対にいけない。狭い世界にいると、人は「外へ逃げるのは負け」というプライドが働くようで、なかなか出て行こうとしない、自分への圧力が生じる。
「誰かを守りてえなら強くなれ。意志のない奴は悪い人間に利用されっぱなしだぞ。自分を救えない奴は他人なんか絶対に救えないぞ。」
「目的地を決めるのは道路標識じゃねえ。ハンドルを握ってる運転手だ。」
人は常に、自分のやりたいことのために生きるべきだ。何をしたいのか、どこに行きたいのか、何が好きなのか。自分自身に深く問い続け、そのために必要な実践を大胆に繰り返していくことで、人生は真に豊かになっていく。
信用こそが、現代社会のあらゆる問題に対処できる、最大の武器である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月5日
- 読了日 : 2016年11月2日
- 本棚登録日 : 2016年10月26日
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