ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。
「Amazon内容紹介」より
美術のことはとんとわからない自分でも、面白く読めた.キュレーターという言葉はこの本で初めて知った.時々美術館に行くけれども、画家の背景とか、美術界を取り巻く事情とかが分かっているともっと美術館も楽しめるのだろう.とはいっても、自分は純粋に描かれている画を楽しみ続けるだろうけど.
ティム・ブラウンと早川織絵のやりとりが、研究者としてのプライドを表しているように思えて、いいと思った.
読書状況:読み終わった
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書籍
- 感想投稿日 : 2016年5月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年5月7日
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