苛酷な環境の中で純真に母を愛した少年。まだ中学三年生なのに、こんな環境でも希望を持っていたのに…
先生や友人の小野、小野の家族、専売所のおじさん、用務員、隣の野々村さん。せめて田口潤の中に彼らがいて良かった。
いつか子どもができた時にはしっかり愛したいと思った。そして別の田口潤に出会った時には野々村さんくらいには彼を救える人間でいたいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
桂望実
- 感想投稿日 : 2012年12月2日
- 読了日 : 2012年12月2日
- 本棚登録日 : 2012年12月2日
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