北白川右京と早見リツ子のやり取りを始めとしてツアー参加者皆が笑えて切なくて個性的で
良い人達。常に笑いながら読み進んでしまった。かつてゼロ戦乗りだった岩波さんがパリを見て「美しいものをこしらえるのは、施政者の実力ですが、それを守り続けるのは市民の実力です。悲しいかなわが祖国には、そのどちらの力もないと思った。」との語りは戦争で破壊されてしまった日本を思う時、妙な説得力がある。
楽しかった!
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- 感想投稿日 : 2011年10月30日
- 読了日 : 2010年8月14日
- 本棚登録日 : 2010年8月14日
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