王妃の館 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2004年6月18日発売)
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本棚登録 : 2158
感想 : 200
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北白川右京と早見リツ子のやり取りを始めとしてツアー参加者皆が笑えて切なくて個性的で
良い人達。常に笑いながら読み進んでしまった。かつてゼロ戦乗りだった岩波さんがパリを見て「美しいものをこしらえるのは、施政者の実力ですが、それを守り続けるのは市民の実力です。悲しいかなわが祖国には、そのどちらの力もないと思った。」との語りは戦争で破壊されてしまった日本を思う時、妙な説得力がある。
楽しかった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年10月30日
読了日 : 2010年8月14日
本棚登録日 : 2010年8月14日

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