千年という長い歳月を生きてきたと言われる巨大なくすの木の下で起こる数々の物語。
時代も人も移り変わっているはずなのに、繰り替えさえられる人間の過ちや愚かさの全てを、このくすの木は見続けています。
言葉を発することもできず、歴史を語ることもできず、ただ見続けているだけのはずのくすの木の存在感が圧倒的で、時には恐怖を感じ、時には暖かく見守られ、その時々でいろいろな表情を感じ取れるのがとっても不思議でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
あ行の作家
- 感想投稿日 : 2022年2月16日
- 読了日 : 2012年5月27日
- 本棚登録日 : 2022年2月16日
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