彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力

著者 :
  • 扶桑社 (2012年11月29日発売)
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感想 : 44
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昔、好きだった人が簡単に自分の身体を売っていることを知って、
その時は全く彼女の考えというものが理解できなかった。

その人とはそれ以来疎遠になって、
今では連絡を取り合うこともないけれど、
未だに頭の片隅にこびり付いて離れない記憶を少しでも整理できればと思い、

彼女のことを理解しようと思ってこの本を手に取りました。

売春を取り巻く現状は様々だけど、
貧困からしょうがなくという例を見る度に
他人事とは思えず、
何か自分の身近に起こっていることとして認識できない、
あくまでこれは日本の何処かにいる女性の話であり、これから自分が生きていく上では出会うことや関わる事はないだろうと、
半ば強引に目を背けました。

今まで僕らが教わってきた道徳という絵空事のせいで、
こんな現実も直視できない自分が不安です、、

なんだか上手く言葉にできませんが、
売春を知る入り口には最適だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本 2013
感想投稿日 : 2013年4月2日
読了日 : 2013年4月2日
本棚登録日 : 2013年4月2日

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