仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

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  • 東洋経済新報社 (2016年9月22日発売)
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身近にある「ついやりたくなるデザイン」を解説した本。

普段何気なく見ていたものや使っていたものに、利用する人の心理を利用した仕掛が使われていることがある。

・つい触ってみたくなる
・つい足を止めてしまう
・つい適切な行動に促される
・つい人に広めたくなる

このようなデザインやモノを目にした時には、どんな「仕掛け」が使われているのかを意識してみたいと思った。

また、仕掛を作る側としては、無意識の人間の行動や、何気なくやっている動作などから発想を広げるというアプローチが大事だと感じた。

優秀な仕掛けは、「これは○○をするもの」という経験から推測できる「アナロジー」という考えや、見ただけで何をするものなのかがわかる「アフォーダンス」が適切に使われているということも意識したい。

日常の行動から仕掛けに関する重要な手掛かりを探す習慣を持ちたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月21日
読了日 : 2021年7月21日
本棚登録日 : 2020年10月8日

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