ロード・キル (扶桑社ミステリー ケ 6-1)

  • 扶桑社 (1996年6月1日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 14
4

ケッチャムの作品の悪役は驚くほど魅力がない
よくこんな魅力なくって悪役張ってるよね?と一言言いたいくらいだ
しかし本作の良さは冒頭で表わされる

 何かを傷つけなければ、この世は進めない
 たった一歩も
 いつも何かが災難に遭っている

 目の前に広がるハイウエイは、いわば弾道である
 彼が乗っているのは弾丸で、フロントガラスは弾頭だった
 生き物のうごめく夏の空を、彼はかっとんでいた

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 偏執的ーミステリ
感想投稿日 : 2011年7月3日
読了日 : 2011年7月3日
本棚登録日 : 2011年7月3日

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