ケッチャムの作品の悪役は驚くほど魅力がない
よくこんな魅力なくって悪役張ってるよね?と一言言いたいくらいだ
しかし本作の良さは冒頭で表わされる
何かを傷つけなければ、この世は進めない
たった一歩も
いつも何かが災難に遭っている
目の前に広がるハイウエイは、いわば弾道である
彼が乗っているのは弾丸で、フロントガラスは弾頭だった
生き物のうごめく夏の空を、彼はかっとんでいた
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
偏執的ーミステリ
- 感想投稿日 : 2011年7月3日
- 読了日 : 2011年7月3日
- 本棚登録日 : 2011年7月3日
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