若干、歯切れをよくするために紋切型にしすぎる傾向があるかなとは思ったが、その分軽快に読めた。
最後の「子ども化する女」の視点がいちばん新鮮だった。
世の中、「子育て」というと社会制度上のしんどい側面か、あるいは、むやみにキラキラしたイメージか、はたまたルポ風の育児ドキュメンタリーのどれらかに振られるが、それらからは外れていた。
「独身女性が子育てしている女性を見るとうらやましく感じる。だがそれは、既存の負け犬・勝ち組等のイメージではなく、『いまの社会には子供がいた方が楽しめるアクティビティが多いから』である」というのが面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年12月22日
- 読了日 : 2017年4月30日
- 本棚登録日 : 2018年12月22日
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