2年以上という月日を経て当時の出来事を思い出す山野井夫妻。それを根気よく聴き取り、躍動感ある文章で表現する沢木耕太郎。この作品は彼らの絶妙なハーモニーのように感じられる。登山というものがこれでもかっていうほど苛酷で危険だということを痛感させられた。この壮大かつ壮絶な物語は、ノンフィクション作品の極みと言えるだろう。感動させられた。
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- 感想投稿日 : 2020年9月8日
- 読了日 : 2020年7月28日
- 本棚登録日 : 2020年7月25日
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