キモノを骨格で着る、ということを研究・提唱されている笹島寿美先生の本。
着付け教室に通わず、それでもきれいに着たいというとき、回数を重ねて身体で覚えるというのは勿論ですが、理屈の面からも理解したいと思って読みました。
153の質問に答える、とあるように、着付けに関しての細かな悩みに答える形になっており、上手く行かないところがあるとき、その都度事典的に拾って読むのにも向きます。
着付けの工程にはひとつひとつに意味があり、例えば腰紐ひとつ結ぶにしてもどこでどうやって結ぶのか、どうしてそう結ぶのかという解説があり、すっと腑に落ちる感じがします。
さらしの巻き方などといった昔ながらの補正の方法も掲載され、自分に合った着方というものを探るうえでもとても有意義な一冊だと思います。
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- 感想投稿日 : 2014年8月24日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年8月24日
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