<b>■きもの博物館のような豊富なカラー図録<br>■小袖に広がる着物染織文化と先人の匠の技</b><br>桃山時代以降の小袖を中心に技法や文様と、文化的背景を解説。注目したい小袖の柄や箇所の拡大写真は「美しいものを愛でる」のに、本物の質感までは及ばないが気配りのある写真構成。但し、着物の歴史といっても明治時代までなので、銘仙などレトロ・アンティークの着物は取り上げていません。ファッションとしての着物より、小袖と染織・服飾文化が中心。櫛と髪飾りの解説もあります。橋本澄子氏の博物館学芸員、教授職といった学術的なキャリアからの編集された、小さいながらも、美術館の図録さながらの一冊です。【着物好き一般・染織好き向き】(と)
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きもの通を目指せ
- 感想投稿日 : 2006年12月11日
- 本棚登録日 : 2006年12月11日
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