良書ですね。
太平洋戦争の日本軍 ≒ 現代ビジネスの日本企業。
これが凄く似通った状況なので、日本軍の敗因を省みて今後ビジネスにどう生かせばいいか示唆する本です。
面白い類の本ではないですが、
随所に本質を突いた分析が出てくるので妙に納得します。
特に日本人の特性を凄く的確に捉えてます。
日本人は技術の錬磨が得意だけど、米国にルール(勝負の指標)を変えられてしまう。
無能な幹部ほどその変化に対応出来ず、過去の成功体験をベースにした、意味のない戦略を現場に押し付け敗戦する。
つまり、剣の達人になったけど、銃を出されてしまう。それなら戦車で…といけば良いのに剣技を磨け!と命令する感じ。
逆に個々の力は優秀なので、幹部が戦略さえ間違わなければ勝てるということです。
・意味のない方針を押し付けず
・現場の意見に耳を傾け
・状況の変化を見逃さず
・自分に有利なルールを作り出す
書いてて思ったけど、
自分の会社の無能な上司は全部Xです。
そうならないように気を付けなければ!
と思いながらも忘れそうなので、またいつか読みなおそう。
蛇足ですが、太平洋戦争の日本軍を知らないと比較にならないので、先に「永遠の0」とか読むといいかも。
ビジネスマンにオススメ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス、経営
- 感想投稿日 : 2012年12月22日
- 読了日 : 2012年12月22日
- 本棚登録日 : 2012年12月23日
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