「赤いきつね」でおなじみの東洋水産社長の実録サクセスストーリー。
タイトルどおり、読んでいるこちらが燃えてくる。
築地魚河岸の片隅にある小さな事務所から始まり、東証一部上場企業まで成長していく企業の社長は、魚屋のおやじだった。汗水たらして陣頭指揮をとりさまざまな困難を乗り越えていく様は手に汗握る。
三井物産との経営権争奪バトル、アメリカ子会社の放漫経営、日清食品との訴訟合戦(日清食品がこんなにヤクザな会社だと思わなかった!カップヌードル好きだったのに、なんだかイヤになった)、キャンベルスープとの合弁会社設立……
トラブルばかりのエピソード。それでも、会社とそこに仕える従業員に対して愛情を注ぐ森社長には頭が下がる。
ヴィジョンなんかなくても、とりあえず突っ走ってしまいたくなる衝動にかられた一作。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年3月16日
- 読了日 : 2011年4月4日
- 本棚登録日 : 2013年3月16日
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