確か、東野圭吾の「秘密」が映画化された時のコピーにあった気がするが、「別れは二度目の方が切ない」というのを思い出した。
とてもとても切なかった。
冒頭の『一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある』とあるように、一つのアクションから思いもかけない展開が始まることがある。
そして、自分の前から姿を消したガールフレンド。
「もし、あの時、そうしていれば」
オイラもこれまでの人生、様々な局面で、一体何度悔やんだことか。この手に掴みか
けていたはずなのに、指の間からこぼれていってしまう。
悔やんでも、もうその時はもどらない。
「なぜ、あの時、そうしなかったのか?」
答えがわかった時には、もうその答えは必要ないものだ。
沢山の後悔に苛んで、生きていくよりは。
どこかで区切りをつけなければならない。
辛く悲しいけれど、確かに勇気を与えてくれる一冊でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年3月10日
- 読了日 : 2008年6月23日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
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コメント 2件
vilureefさんのコメント
2013/03/12
メノさんのコメント
2013/03/12