宇宙船地球号の話から始まり、ボールディングの提唱した「カウボーイ経済」から「宇宙飛行士型経済」への移行を主題に論じている。
この本が他の環境経済学の本と差別化出来る点は、解決策として外部生の内部化に議論を集約しない点だと言える。
筆者は従来の経済を「ごみの発生を考えない経済学」と定義し、ごみを考える生産理論などを述べるとともに「ゴミの発生を考慮に入れた経済学」を提唱している。
また、基礎部分のミクロ経済学のを解説するなど、理解がしやすいよう平易に書かれている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2011年10月27日
- 読了日 : 2011年10月26日
- 本棚登録日 : 2011年10月27日
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