センセイの鞄 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年9月3日発売)
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最初、この本を読み始めたとき、センセイの話の内容や言葉の遣い方など、難しい表現が多く何を読んでいるんだろうとただ文字を読んでいました。

が、次第にツキコさんとセンセイの会話や間柄が、読んでいていつの間にか当たり前のように馴染んできて、最後には二人に愛着が湧いていて、わかっていながら読み進めるのが辛く、数ページを大切に慎重に読みました。

まだ余韻で心が熱い感じがします。
このお話の日常と愛情が凄く上手く描けていて、読んでいても知らぬ間にゆっくりと、自分の中に浸透していました。素敵なお話でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月15日
読了日 : 2023年8月15日
本棚登録日 : 2023年8月15日

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