一冊を通じて、抑圧されてきたこと、抑圧されていることに対する深い悲しみと静かな怒りが描かれていて、SF小説ではあまり感じることのない読後感があった。SF的要素は強くなく、しかしSF的なギミックを用いてこういった”静かな怒り”を描いて見せることができるというそのこと自体がセンス・オブ・ワンダーであると思う。天才ここに現る…
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- 感想投稿日 : 2022年12月20日
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- 本棚登録日 : 2022年12月20日
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