暗い宿 (角川文庫 あ 26-6)

  • KADOKAWA (2003年10月25日発売)
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『暗い宿』
廃墟探検にやってきたアリス。途中急に体調を崩すしようやく見つけた元宿にいた元女将の才籐茂美に頼み込み一泊させてもらう。夜中に聞いた何かを掘る音。帽子をかぶった男の人影。元宿の解体工事中に発見された茂美の姉の夫で16年前に疾走した国広淳夫の白骨遺体。茂美の夫・道昭も9年前に疾走している。

『ホテル・ラフレシア』
ミステリのイベントのために石垣島のホテル・ラフレシアにやってきた火村、アリス、片桐。夜の浜辺で火村が発見した無理心中をはかった寺坂夫妻。心中直前にかかってきた電話。金持ち逃げした友人が金を返してきたという電話。

『異形の客』
中農宿旅館の離れに宿泊していた顔に包帯を巻きサングラスをかけた不思議な客。シャングリラ十字軍の逃亡犯と疑う従業員。離れで発見された相羽徳明という大学生の殺害された遺体。消えた異形の客。宿に宿泊中だったシャングリラ十字軍の母体教団の関係者。引きこもりだった相羽に唯一接触を持っていた幡多瑛助。相羽が持つ心の病。

『201号室の災厄』
高級ホテルに宿泊する火村。コンサートツアー中のミュージシャン・ミルトン・ハースが泊まるホテル。部屋を間違えミルトンの部屋にきてしまった火村が発見したミルトンの日本での恋人カンノ・ジュリの遺体。酔って目覚めたら遺体があったというミルトンの証言。ミルトンに監禁される火村。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 有栖川有栖
感想投稿日 : 2013年9月2日
読了日 : 2010年4月7日
本棚登録日 : 2010年4月7日

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