なんてことない日常をそのまま描くというのが難解であるのだが、それを見事にやってのけた作品。
はじめは取っ付きにくく、これが本当に日常であるのかと疑いの目をもちながら読んでしまう。それは、私たちが日々暗く悲しいニュースをみているからなのでは?
本や小説を勝手に物語だと思い込み、壮大な起承転結を求め、かつ読む態度を整えなくてはいけないのは、私たちの日常に悪がへばりついて離れないからなのではないか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月26日
- 読了日 : 2023年6月26日
- 本棚登録日 : 2023年6月26日
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