平安当時の環境に思いを馳せ、人々の価値観や身分意識も把握した上で、清少納言がどんな人物だったのかが浮き上がってくる。
下種の家に雪が降ったり月光が差し込んだりするのも勿体ない、という教科書には乗らないであろう毒舌から、
とはいえ土台にひたひたと悲しみが湛えられているということを読み取るところまで、豊かな読み。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学 日本 小説 /古典
- 感想投稿日 : 2018年5月12日
- 読了日 : 2018年5月12日
- 本棚登録日 : 2018年3月27日
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