上巻のレビューでも書いたように,いくつもの話が時系列を無視して並行して語られるので,なかなか読み進まなかったんだけど,下巻に入る頃からお互いの相関がだんだん見えてきて,そこからは一気.下巻は3日ほどで完読してしまった.文学の醍醐味を味わった感あり.
途中まであるストーリーでは肩書きで呼ばれ,あるストーリーでは名前で呼ばれていた人達が,実は同一人物であることがわかってストーリー同志が繋がっていき,最後に収束していくのは「お見事」です.もう一回上巻から読み直さないとダメだな,これは.
ガルシア=マルケスとバルガス=リョサは「南米系」というひとくくりにしていたんだけど,失礼しました.あなたたちは二人とも違った意味ですごい人達です.
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月10日
- 読了日 : 2012年10月9日
- 本棚登録日 : 2012年10月10日
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