ぼくには数字が風景に見える

  • 講談社 (2007年6月13日発売)
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サヴァン症候群でアスペルガー症候群の著者による自叙伝。「共感覚」の不思議さ。アスペルガーの人々の驚異的な能力。子供時代の不便さ。素直で飾らない文章は彼が数字を扱う時にみる風景のように詩的です。なぜ円周率πのような数字の羅列を覚えるのかについて、「πはぼくにとって言葉にできないほど美しく、唯一無二のもの。モナリザの絵やモーツァルトの交響曲のように、πそれ自体に愛される理由があるのだ。」小川洋子さんの『博士の愛した数式 』を彷彿させるような著者の言葉。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年12月23日
読了日 : 2012年8月13日
本棚登録日 : 2019年12月23日

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