クリスマス・カロル (新潮文庫 テ 3-5)

  • 新潮社 (1952年11月1日発売)
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昔と違って教会離れが進んでいるらしいイギリスですが、クリスチャン精神が根底にあるせいか慈善活動に熱心な人は多い。特にクリスマス・シーズンになると、そんなチャリティが盛んになります。スクルージと同様に、その一年間を振り返って「みそぎ」をして魂を清めたいのかもしれません。この本の装丁、寝巻き姿のスクルージとクリスマスの精霊ですが、彼は幼い頃の貧困から抜け出すために貪欲になったのでしょうが、根っからの守銭奴ではなく、本来は人恋しいという人間性がこの絵に表れているような気がしてなりません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年12月22日
読了日 : 2012年11月21日
本棚登録日 : 2019年12月22日

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