梨木香歩さんは、祖母、母、娘という親子のつながりを描くのが得意のようですが、この作品はまさにそう。ヨモギのお茶は野原の味が、ノギクのお茶は夕暮れの味が、カキのお茶は日なたの味が、サクラノのお茶は森の味がしました。「お茶会」って良いですよね。一人で飲んでも、誰かと一緒に飲んでも。優しく淡い色づかいの絵が、やわらかい文章にぴたりとマッチしています。
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- 感想投稿日 : 2019年12月15日
- 読了日 : 2013年9月12日
- 本棚登録日 : 2019年12月15日
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