贖罪〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年2月28日発売)
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感想 : 57
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▼ここ何年も、ずーっと「マキューアンを読んでみたい、読もう」と思っていて果たせず、ようやく実行できました。


▼近所のブックオフで買って読んだんですが、正直この上巻の前半は辛かった・・・


・1930年代かな?

・イギリスの郊外の、金持ちの別荘かな?

・主人一家と、その親戚たちが集まって何かパーティみたいなことをしようとしている。

・そんな中の、ひとりひとりを(主に10代の子どもたち)人物紹介的に描いていく


という感じですが、文章がなかなかこねくった長文が多く、物語内で事件が起こらない。正直、挫折しかかったんですが・・・。


・その中に、金持ち一家の使用人の息子、という二十歳くらいの?青年がいて、金持ち一家の慈悲でいい学校に通わせてもらっている。名をロビー・ターナー。


・このロビーが、金持ち一家のお嬢さんと、良い仲になる。


・だが、なんと、痴漢、強姦、の・・・罪に問われる。のだけど、これははじめから冤罪。であることは読者はわかっている。


という展開を見せてきて、終盤は面白くなりました。


下巻に期待。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月15日
読了日 : 2023年10月7日
本棚登録日 : 2023年10月7日

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