「旅のラゴス」がおもしろかったので、「パプリカ」も読んでみた。映画は以前観たけどどんな話だったかは覚えていない状態。
研究所内の政治的な人間関係も濃密だし、DCミニの効果による描写などは、「攻殻機動隊」みたいなおもしろさがあった。(主人公が女性というのもあるからだろうか?草薙素子をパプリカに重ねて読んでいた)
というか攻殻機動隊や最近のVRのさらにその先を描いているような感じがする。こんな作品が93年に書かれていることに驚く。まだパソコンすら普及する前だ。
どんどんメチャクチャなことが起きるわりには不思議と破綻はまったく感じず、ぐいぐい物語の世界に引き込まれた。とてもおもしろかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年1月3日
- 読了日 : 2022年1月3日
- 本棚登録日 : 2021年12月31日
みんなの感想をみる