デザイン系を志しており、課題として出たのが本書。
他にもいくつか課題本はありましたが、前著「デザインのデザイン」が面白かったので購入。
単行本と文庫本、形は違えど前著の続編の位置づけなのかな? 構成もほぼ同じ。
日本のデザインを焦点に当てている本書では、現在の問題(大量生産の果てやアパートマンションなどの統一された構造等)の指摘、それらを今よりも良いものにする未来へのアイディアまでも鮮明に記されています。
鮮明、と書いたのは著者の考えた構想がそんなの夢だよ、無理では終わらないように思えるから。問題点を深く理解されていて、その上で出されたアイディアの数々はひょっとすると今でも実現できるのでは?と読んでてワクワクする。時折入ってるイラストカットも可愛い。
この方の本を読んでいるとデザインってもはや経済支配するんじゃね?とまで思えてくるからすごい。実際にそうなのかもしれません。
デザインを目指す人が読むといいと思う。自分が今から携わりたいと思うことに期待と誇りが持てた。
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- 感想投稿日 : 2014年2月3日
- 本棚登録日 : 2014年2月3日
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