青光の街(ブルーライト・タウン) (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房 (2016年10月21日発売)
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本棚登録 : 213
感想 : 47
3

連続殺人事件と、一人の女性の誘拐事件とが同時進行するうちに、徐々に絡み合って真相が暴かれていく。

終わらせ方は見事だし、おもしろいはずの設定なのだけれど…。何しろ登場人物が多く、解決に至る暗号やら殺人の動機、ほかの事件などなど盛りだくさん過ぎて、かえってミステリーとしてのインパクトや疾走感を削いでしまっている。新ヒロインとなるかもしれない主人公も、活かしきれていなかったのが残念。
作者の長編のミステリーということで、かつてのRIKOシリーズのようなパンチの効いた魅力的なキャラクターやストーリーと比べてしまうから、余計に辛口になってしまうのかも。
もしシリーズになるなら、今後に期待。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行
感想投稿日 : 2017年2月3日
読了日 : 2017年2月3日
本棚登録日 : 2017年1月31日

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