お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

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  • 幻冬舎 (2014年9月26日発売)
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テレビなどで宣伝をしている保険商品は割高。保険料が安いのは、全労済、日本生協連、全国生協連などの共済系の生命保険で、定額掛金制。

国民年金の保険料と満額支給額を平均余命まで受け取ると、利回りは男性で年利1.48%、女性で2.44%。これに加えて、保険料を所得から控除できる。厚生年金の保険料の企業が支払う分が、国民年金の赤字の穴埋めに利用されていく。

自営業者になって、個人と法人を使い分けることで、社会の制度的な歪みを利用できる。登記に必要な出資金払込証明書は、信用金庫か信用組合で発行してくれる。謄本が取れたら、口座を移してよい。有限会社を登記するための費用は、登録免許税15万円など、合計25万円ほどかかる。

テクノロジーに支えられた知識社会の仕事は、クリエイター、スペシャリスト、マックジョブの3つに分けられる。これは、人種や宗教などが異なる社会で労働者を公正に扱おうとすると、客観的に明示できる能力や資格で昇進・昇格を決めるしかないため、生まれたもの。日本の会社は、新卒で社員を雇い、異動や転勤でさまざまな仕事を体験させて「ゼネラリスト」を養成するが、実際はその会社でしか通用しない特殊技能を学ばせている。これが終身雇用と年功序列によって日本的経営が成り立っている。

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感想投稿日 : 2017年7月14日
読了日 : 2017年7月14日
本棚登録日 : 2017年7月14日

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