主人公、民子を取り巻く人たちのそれぞれの視線で描かれた、やさしい愛情に満ちた温かい物語。
成績優秀な民子は物分りも良い優等生かと思いきや、「伝統」という言葉を隠れ蓑にした悪しき風習など気にもしないし、机を蹴っ飛ばしちゃったりもする子で読んでいて胸がすかっとする。
さまざまなことを受け入れる懐の深さと、物事を先入観なく見つめられる真っ直ぐな心を持っている民子のように、私も生きていきたいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月9日
- 読了日 : 2012年5月9日
- 本棚登録日 : 2012年4月28日
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