ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり(1))

  • 岩波書店 (1966年5月28日発売)
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感想 : 82

『ライオンと魔女:ナルニア国ものがたり−1』  2008/5/25 読了
『カスピアン王子のつのぶえ:ナルニア国ものがたり−2』 2008/7/29 読了

2006年3月に、公開された 映画 『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』 は、正直言ってあまり興味がなかった。
この C.S.ルイスの 名作 のことを、知らなかったもので・・・・。
それが、第2作の 映画が上映されるということで、がぜん興味が!
ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
2作目を見るには、1作目がわからないとね・・・。
映画公開を前にTV放映があったので、『ライオンと魔女』を見ました。ラッキー! 

そうなると、本も読みたくなる。
イギリスの文学者 C.S.ルイスの子供向け小説(全7巻)『ナルニア国物語 The Chronicles of Narnia 』
  第一巻 『ライオンと魔女』を読破。

内容は、善と悪(白と黒)がはっきりしていて単純明快、さすが子供向け〜
その中にファンタジーがちりばめられ 読む人がいくらでも空想をふくらませられる。
イギリス人が書いたものだらか、イギリスの文化(生活習慣)、西欧の宗教観がわかっていると、さらに面白いだろう。
大人の気持ちで、読んではダメ!だよね。 

さて、本を読んで感じたのは、翻訳が重要 ということ。
この 瀬田貞二の訳 の文体が、原作とどれくらい調和しているのかは、原作(英語)を知らないのでなんともいえないが、今では使わないような おっとり品のいい言い回しが この世界にぴったりな気がする。

 映画にもその雰囲気はあふれているが、映画のほうがはるかにスピード感があり、
 なんといってもすばらしい映像がワクワクさせてくれる。

そうそう、本といえば 挿絵 ! ポーリン・ベインズの挿絵 は とても いいね。
私が読んだ本の挿絵は 白黒だったので、色は 自由に空想できる 〜〜〜
同じ訳者・挿絵のカラー版もあるので、比べて見たいな。

内容 :
偉大なライオン、アスランのつくったナルニア国。
4人の子どもたちが、よこしまな白い魔女の魔法を解くため、大冒険をくりひろげます。
「ナルニア国ものがたり」第1作が、小さい読者のための絵本になりました。

著者 : C.S. ルイス → C.S. ルイスの本
イギリスの作家、神学者。文学評論、キリスト教神学、小説、自伝など、数多くの著書がある。

挿絵 : ポーリン・ベインズ → ポーリン・ベインズの挿絵の本など
イギリスのイラストレーター。

翻訳 : 瀬田貞二 → 瀬田貞二の本や訳本など
1916年東京生まれ。東京帝国大学で国文学を専攻。
児童文学の翻訳、創作、評論や、「児童百科事典」の企画・編集などにとりくみ、日本の児童文学界に多大な功績をのこした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学と絵本:海外
感想投稿日 : 2019年1月12日
読了日 : 2008年5月25日
本棚登録日 : 2019年1月12日

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