自己啓発本と思いきや、ここに描かれる物語は非科学的でありながらMBAでは決して教えてくれない成功者の多くが味わう苦悩と葛藤だ。人によっては胸を毟られるような思いで読むだろう。一見無関係の仕事と家庭の不協和音は統計的有効数を集めれば私的問題ではなく統計公的問題となるのは納得。片方のポジティブが一方のネガティブを招くというのは悲しいかな真実かもしれない。これらの試練の先にある喜びを信じてともにスパイラルに成長する、非常に難しいことであるがとても大切なことなのだと本書を読むと感じる。
もっと早く読んでおけばよかったと思うが、何回か同じ状況を経験したあとに読むからこそ身になるのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス/政治経済
- 感想投稿日 : 2020年4月24日
- 読了日 : 2020年4月24日
- 本棚登録日 : 2020年4月22日
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