ミチクサ先生 下

著者 :
  • 講談社 (2021年11月17日発売)
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本棚登録 : 340
感想 : 40
4

ほぼ正岡子規との関係を通じて描かれる夏目漱石の生涯。

漱石としての活動年数は短く、夏目金之助として書かれた本書はその実像に近く感じる。

作者の小説は余り読んだことがないが、親しみやすくどこか暖かみやユーモアを感じさせるもので、本書にふさわしい。

短い活動期間に、前例のない小説という形式を開拓し、傑作を多数残し、数多の後進を育てた漱石は正に巨匠、文豪であったが、人間的な魅力にも溢れた人物だったことだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月6日
読了日 : 2022年5月2日
本棚登録日 : 2022年1月25日

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