日露戦争以降、特に第一次大戦以降の日本の国の誤り方やその原因がよくわかる。
バランスの取れた合理的な記述で、左右の立場にに関係なく、納得できるのではないか。
視野狭窄に陥り、世の中全体を見ず、希望的観測に基づいた独善的な内向きな理屈を振りかざす。
昨今の政財界の動きを見ても、戦後70年、何の進歩もないことを実感させられる。
陸海軍が自分等の国内的勢力拡大を最大の目的とした結果として、日米開戦に到ると本気で考えた当事者がいなかったというのは、驚きを超えて情けなくもある。
社会人、大学生の必読書。高校の副読本とすべき。
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- 感想投稿日 : 2015年12月18日
- 読了日 : 2015年12月17日
- 本棚登録日 : 2015年11月30日
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