ゆうひのしずく

  • 小峰書店 (2005年7月1日発売)
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感想 : 15
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ひとりぼっちのキリンくん。アリが話しかけてきました。
「ねえ、きりんくんは、ここでまいにち、なにをしているの?」
「ただ、見ているのさ」
アリはキリンの見ているものを、自分の目で見るために、キリンの体を登らせてもらいました。
とことこ、ちこちこ。

アリが見たものは海だった。
キリンが見ているものは、海のむこうだった。むかし、海のむこうでお母さんと一緒に夕日を並んで見ていた。

アリを降ろしてあげて、足元の花に気がついたキリン。
「こんなに きれいな花をみたのは、ぼく、うまれてはじめてだ」

アリは空にまで登った気持ちになった。遠くの海をはじめて見た。
だからキリンにこう答えた。「あんなに ひろいせかいをみたのは、ぼくも、うまれてはじめてだよ」

新しい何かを見つけて嬉しい気持ちに
ぴかぴか ぴかぴか わらう

視点を変えて見て。一人ではないと気がついて・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年10月22日
読了日 : 2016年10月22日
本棚登録日 : 2016年10月22日

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