ハギは、深い夜の森の世界・ウンヌの、厳しい身分制度の一番下の身分に生まれた。母と二人、貧しく苦しいながらも、心は清く、しかし、ウンヌの生活に疑問を持ちつつ生きている。
一方、現代の日本。5年生の透流(とおる)は学校でのイジメや母親と心が通じないことで悩んでいた。死をも考えた時、大きなクスノキから声が聞こえてくる。「ウンヌへ行けばいい」と。ウンヌが雲濡という、亡くなった父親の実家がある村だと聞き、透流は母親を説得して、雲濡村へゆく。
時空をこえて出会う二人の少年の物語のはじまり。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本児童文学
- 感想投稿日 : 2011年12月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年12月16日
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