空飛ぶ広報室

著者 :
  • 幻冬舎 (2012年7月27日発売)
4.14
  • (1367)
  • (1475)
  • (654)
  • (58)
  • (29)
本棚登録 : 11136
感想 : 1274
4

航空自衛隊の曲技飛行隊ブルーインパルスに入ることを夢見ていたパイロット空井。ブルーの内示が出ていたにも関わらず、不慮の交通事故に巻き込まれパイロットとして再起不能に…。
その後航空幕僚幹部広報室に配属され、自衛隊を毛嫌いする元記者の新人ディレクター・リカと出会い、自衛隊の広報官とは何か模索していく。

『県庁おもてなし課』のようにお仕事小説。広報室長鷺坂さんがまた素敵で…有川はカッコイイおっさんを書くのが本当に上手いなぁ。
社内ニートの自分には、この小説の中で働く人々が終始眩しかった。
恋愛要素少なめだけど、うん、今回はそんなに必要ない。
最後の「あの日の松島」~あとがきまでは号泣必死。有川よく書いてくれた、あの当時の自衛隊の方々の活動を知ることが出来てよかった。

本の厚さに一瞬ビビるけどあっという間に読み終わる。
読者の誰かが言っていた「この本こそが自衛隊を広報している」ホントその通り。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年12月7日
読了日 : 2012年8月1日
本棚登録日 : 2012年11月16日

みんなの感想をみる

コメント 2件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/03/18

「この本こそが自衛隊を広報している」
有川浩って、PRが好きなんですね!
ところで、4月から始まるドラマは、ご覧になられますか?

香海さんのコメント
2013/03/19

はい、もちろん見ます!今からすごく楽しみです(^^)
ドラマ放映前にもう一度読み返そうと思ってます。

ツイートする