読書家の方のブログに触発されて読みました。
愛する人々を原爆で失い、天涯孤独となった主人公美津江は
「幸せになってはいけない」と
生き残った自分を責めてしまう。
ある日、死んだはずの父親が「恋の応援団長」として
現れる…
やり切れない悲しさのあるテーマですが、
広島の方言が優しく、またちりばめられたユーモアのおかげで
重々しくならず、一方でなお一層じんわりと胸に迫るものとなっている。
時折、残酷すぎる情景描写に苦しくなりましたが、
実際はもっともっと本当に惨かったはずです。
過酷な中、なお生き残った人の
悲しさや苦しさ、
亡くなった人の事を思うと自分が許されないと
思ってしまい、
その相手の人からは「もう良いんだよ」と言う声は
聞くことが出来ないというのは辛い。
ずっとこの父親(おとったん)を
読みながら井川比佐志さんみたいな人をイメージしていたので
映画では原田芳雄さんだったと知ってちょっと意外!
美津江も宮沢りえちゃんはちょっと綺麗過ぎだなあ。
可愛くていいんだけどもうちょっと素朴と言う感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
戯曲
- 感想投稿日 : 2014年2月16日
- 読了日 : 2014年2月16日
- 本棚登録日 : 2014年2月16日
みんなの感想をみる
コメント 3件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/02/17
日曜日さんのコメント
2014/02/17
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/02/17