偶然なのだけれども、いじめ、孤立に関する人間関係を描いた本が続いて、少し気持ちが下がってしまいました。
けれど、この本、角田さんの本は人の深層にまで深く切り込んできます。怖いくらい。
なぜ生きていくのか、なぜ年を重ねるのか。
家族とはなにか。当たり前だけれども、日々の暮しに追われてあまり考えるゆとりのない私たちに、対岸から語りかけているのでしょうか。
孤独は怖いな、寂しいな、と改めて感じました。
最後に、窓から日が差してきます。暗い中に明るさが感じられます。よかったのだけれど、複雑な気持ちも残りました。
また日を改めて読み直したいと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年3月18日
- 読了日 : 2021年3月18日
- 本棚登録日 : 2021年3月13日
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