対岸の彼女 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年10月10日発売)
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感想 : 1454
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偶然なのだけれども、いじめ、孤立に関する人間関係を描いた本が続いて、少し気持ちが下がってしまいました。
けれど、この本、角田さんの本は人の深層にまで深く切り込んできます。怖いくらい。
なぜ生きていくのか、なぜ年を重ねるのか。
家族とはなにか。当たり前だけれども、日々の暮しに追われてあまり考えるゆとりのない私たちに、対岸から語りかけているのでしょうか。

孤独は怖いな、寂しいな、と改めて感じました。
最後に、窓から日が差してきます。暗い中に明るさが感じられます。よかったのだけれど、複雑な気持ちも残りました。
また日を改めて読み直したいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年3月18日
読了日 : 2021年3月18日
本棚登録日 : 2021年3月13日

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