バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

  • 光文社 (2017年5月20日発売)
4.29
  • (138)
  • (104)
  • (47)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 961
感想 : 147
4

旅の想い出にどんなものがある? と改めて考えてみると、実はあんなことしてしまった、こんなことに巻き込まれてしまった、といったハプニングだったりしないでしょうか?

ウルド浩太郎さんは、そんなハプニングの達人。
スケールも大きいですけど。
遠くアフリカの大地で、ハプニングを楽しんでいるようにすら見えます。ご本人もWelcomeと言ってます(うそ)。
ハプニングを乗り越えるのは、やっぱり一人では無理です。結局お友達を作って、お友達に支えられて解決していきます。
アフリカは人を強くするのでしょうか。愛にあふれているのでしょうか。アフリカで活躍する日本の獣医さん(滝田明日香さん)の本も実に素敵だったのを思い出します。
ティジャニは現地パートナー。読んでいて好きになりました。

サソリに刺されたときの治療のシーンが出てきます。
大騒ぎして、結局お祈りで治療するなんて。「もう大丈夫だ、安心しろ」って、うせやろ?
他の方の著書、「ガダラの豚」、「ピスタチオ」にも出てきた呪術師を彷彿とさせます。
アフリカに関する本は外れがないわ~
併せて読むといいですねっ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生物
感想投稿日 : 2020年9月26日
読了日 : 2020年9月25日
本棚登録日 : 2020年9月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする